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- time()
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:: セッション開始から現在までの CPU 時間および GC 時間を表示する
- return
-
リスト
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CPU 時間および GC 時間の表示に関するコマンドである.
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GC 時間とは, ガーベジコレクタにより消費されたと見なされる時間,
CPU 時間は, 全体の CPU 時間から GC 時間を引いた残りで, 単位は秒である.
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time() は引数なしで, セッション開始から現在までの CPU 時間,
GC 時間, 現在までに要求されたメモリののべ容量, およびセッション開始から
現在までの経過時間の表示をする.
すなわち, [CPU 時間 (秒), GC 時間 (秒), メモリ量 (ワード), 経過時間 (秒)]
なるリストを返す. 1 ワードは通常 4 バイトである.
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計算の実行開始時, 終了時の
time() から, その計算に対する
CPU 時間, GC 時間がわかる.
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メモリ量は多倍長数ではないため, ある値を越えると無意味な値となるため
あくまでも目安として用いるべきである.
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ctrl() や cputime() により cputime スイッチが
on になっている場合には, トップレベルの文を一つの単位として,
その実行時間が表示される. しかし, プログラムの内部などで, 特定の
計算に対する計算時間を知りたい時には, time() などを使う
必要がある.
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getrusage() が使える UNIX 上では time() は信頼性のある値
を返すが, Windows 95, 98 上では時刻を用いるほか方法がないため経過時間そのもの
が表示される. よって, 待ち状態があると, それも経過時間に加算される.
[72] T0=time();
[2.390885,0.484358,46560,9.157768]
[73] G=hgr(katsura(4),[u4,u3,u2,u1,u0],2)$
[74] T1=time();
[8.968048,7.705907,1514833,63.359717]
[75] ["CPU",T1[0]-T0[0],"GC",T1[1]-T0[1]];
[CPU,6.577163,GC,7.221549]
- 参照
-
section
cputime , tstart , tstop .
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